こんにちは、あおい訪問看護ステーション(千葉県船橋市)です。
「訪問看護に興味はあるけれど、病院を離れたら医療機器に触れる機会が減ってしまうのでは」「訪問先で知らない機器に出会ったらどうしよう」——転職を考える看護師さんから、そんな不安の声を聞くことがあります。
今回は、先日スタッフが参加した腹膜透析(PD)の勉強会でのエピソードを通して、あおいの「学び方」をご紹介します。主役は、接続装置「つなぐ」。実機に触れたからこそ分かったことがたくさんありました。
「つなぐ」はどの場面で使われる機器なのか
腹膜透析(PD)は、自分自身の腹膜を使って、ご自宅で行える透析治療です。治療のなかで欠かせないのが、お腹に留置されたカテーテルと透析液バッグを「つなぐ」場面。ここで菌が入ると腹膜炎のリスクにつながるため、清潔操作がもっとも問われる瞬間です。
その接続を支えるのが、ヴァンティブ(Vantive)社の接続装置「つなぐ」です。患者さん側と薬剤側のチューブをセットして蓋を閉めるだけで、装置が紫外線で殺菌しながら自動で接続してくれます。夜間に自動で透析液を出し入れするAPD装置「かぐや」とあわせて、今回の勉強会では実機を目の前にデモを見せていただきました。
実機に触れて初めて分かったこと
「つなぐ」にチューブをセットして蓋を閉め、自動で接続される様子を見た瞬間、スタッフから思わず声が上がりました。
「おおー、すごい、自動だ」「マジックだ」「キャップそうやって繋がったんだ、すごい」
資料で「自動接続」という文字を読むのと、目の前で動くところを見るのとでは、理解の深さがまったく違います。実機だからこそ気づけたことを、いくつかご紹介します。
- 蓋が少ししか開かない構造——空気中の浮遊菌の混入を防ぐための設計だと教わりました。「なぜこの形なのか」が分かると、利用者さんへの説明にも説得力が生まれます。
- 接続用キャップは毎回使い捨て——清潔に接続できていても、キャップのリユースはしないこと。感染予防の考え方を実物とともに学びました。
- お腹の外に出ているカテーテルは約80cm——「そんなに出てるんだ」と驚きの声が上がりました。ご自身で安全に接続操作をするために必要な長さだそうです。
- 停電時は手動でも接続できる——蓋を開けて手動でスライドさせる仕組みの実演では、内部の構造に「おおー!そうなってんのか」と驚嘆の声も。災害時の備えまで実感を持って学べました。
触って、驚いて、質問して。この「実感を伴う学び」は、訪問先で利用者さんやご家族の暮らしを観察し、言葉で説明する力に直結すると感じています。
学びを一人のものにしない——共有する文化
この勉強会には、ステーションの全員が参加できたわけではありません。だからこそ参加したスタッフから「みんな見てみたいと思う、実際やってるところ」と講師の方に相談し、動画撮影を快諾していただきました。さらに、PDの基礎を学べるアカデミーコースの資料や解説動画のQRコードもご案内いただき、スタッフ全員に配布して共有できることになりました。
あおいでは、こうして勉強会の内容を動画や資料でステーション全体に共有し、参加していないスタッフも同じ知識を持って訪問に出られるようにしています。学んだことは、訪問時の観察の視点や、利用者さん・ご家族への説明にそのままつながっていきます。
勉強会全体の内容は、レポート記事「腹膜透析(PD)の勉強会に参加しました|実機デモで学んだ在宅療養支援」で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
「経験がないから不安」というあなたへ
訪問看護は、基本的に一人で利用者さんのご自宅へ伺う仕事です。だからこそ「知らない機器やケアに出会ったら」と不安になるのは自然なことだと思います。
でも、学びまで一人である必要はありません。あおいには、分からないことを「みんなで見てみたい」と言い合える雰囲気と、学んだことを共有し合う文化があります。看護師のほかに理学療法士・作業療法士・言語聴覚士も在籍しており、職種の違う視点から日々学び合っています。
あおい訪問看護ステーションは、船橋市・市川市・鎌ケ谷市・白井市を中心に、24時間365日対応の訪問看護を行っています。「いきなり応募は不安」という方は、見学だけでも歓迎です。職場の雰囲気やスタッフの様子を、ぜひご自身の目で確かめてください。お問い合わせは採用ページからどうぞ。
※本記事は勉強会での学びの紹介です。腹膜透析の実際の治療・機器の使用については、必ず主治医・かかりつけの医療機関の指示に従ってください。


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