こんにちは、あおい訪問看護ステーション(千葉県船橋市)です。
「病院で積んできた経験は、訪問看護で通用するのだろうか」。急性期病棟や透析室、精神科、緩和ケア病棟で働く看護師さんから、そんな質問をいただくことがあります。私たちの答えはシンプルで、「通用する、というより在宅でこそ活きる」です。
この記事では、医療処置のある利用者さんを支える訪問看護の仕事の面白さを、先日スタッフが参加した腹膜透析(PD)勉強会の実例を交えてご紹介します。転職を考え始めた看護師さんに、在宅というキャリアの選択肢を知っていただけたら嬉しいです。
病院で得た処置技術は、在宅で「生活を支える力」に変わる
病院での看護は、治療という大きな流れの中で処置を確実に実施することが中心になりがちです。一方、訪問看護の主役は利用者さんの「生活」。同じ処置の知識でも、使い方がガラリと変わります。
たとえばカテーテル管理の知識は、在宅では「この方の部屋の動線で、どこで清潔操作をするのが安全か」「エアコンや扇風機の風が当たらない場所はどこか」を一緒に考える力になります。服薬管理の知識は、「ご本人が続けられる方法は何か」を暮らしぶりから探る力になります。
正解が一つではないぶん、看護師としての観察力とアセスメント力がフルに試される。ここが、医療処置のある方を在宅で支える仕事の一番の面白さだと私たちは感じています。「処置ができる」から一歩進んで、「処置のある暮らしを設計できる」看護師になれるのが訪問看護です。
学び続けられる環境——PD勉強会での一コマ
「在宅に出たら医療から遠ざかるのでは」という心配もよく聞きますが、実際は逆で、幅広い領域を学び続けることになります。
先日は、メーカーであるヴァンティブ(Vantive)のご担当者様を講師に迎え、腹膜透析(PD)の勉強会に参加しました。カテーテルと薬剤バッグを自動で接続してくれる装置「つなぐ」の実演では、スタッフから「すごい、自動だ」と思わず声が上がり、夜間に自動で透析液を出し入れするAPD装置「かぐや」では、2か所の温度センサーが安全を確認してから液を送る設計に一同感心しきり。詳しい様子は勉強会レポートの記事と、「つなぐ」を実際に触って分かったことをまとめた記事でご紹介しています。
印象的だったのは、機器の話が最後は必ず「生活の話」につながることです。透析液の保管には1〜2畳分のスペースが必要なこと、排液バッグがあえて二股に分かれているのは重いバッグを持ち上げられない方への配慮であること——。医療機器の向こう側に利用者さんの暮らしが見えてくるのが、在宅ならではの学びでした。
勉強会の内容は動画や資料でステーション全体に共有し、参加していないスタッフも含めて学びを深めています。そして訪問看護は、一人で抱え込む仕事ではありません。分からないことはステーション内で共有し、看護師同士、そしてリハビリ職とも知恵を出し合いながら、チームで補い合って利用者さんを支えていきます。
あおいで経験できる領域と、私たちの働き方
あおい訪問看護ステーションは、船橋市・市川市・鎌ケ谷市・白井市の4市を対応エリアに、幅広い領域の訪問看護を行っています。
- 精神科訪問看護:こころのケアを必要とする方への支援に対応。精神科での経験がそのまま活きるフィールドです
- がん・終末期の看取りケア:ご自宅で最期まで過ごしたいという希望を支えます。緩和ケアの経験を「その方の家」で活かせます
- 24時間365日の連絡体制:急な体調変化にも連絡が取れる体制で、医療依存度の高い方の在宅療養を支えています
- リハビリ職との協働:理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍。看護とリハビリの両輪で「治療のある暮らし」を多職種の目で支えます
また、同じ所在地に居宅介護支援事業所(あおいケアプランセンター)を併設しており、ケアマネジャーとの距離が近いことも特徴です。医療と介護の連携を日常的に肌で感じながら働けます。
腹膜透析のように地域ではまだ支え手の少ない領域についても、勉強会などを通じて対応に向けた学びを重ねているところです。「一緒に学びながら、地域の在宅医療を広げていきたい」——そんな気持ちのある方なら、急性期・透析・精神科・緩和ケア、どの領域のご経験もきっと活きます。
まとめ:あなたの経験を、在宅で活かしませんか
- 病院で得た処置技術は、在宅では「本人の生活に合わせた支援」を設計する力に変わります
- PD勉強会のように新しい領域を学び続け、多職種で補い合うのがあおいの働き方です
- 精神科・終末期・24時間対応・リハビリ職との協働など、幅広い経験を積めるフィールドがあります
あおい訪問看護ステーションでは、一緒に働く看護師を募集しています。募集職種や勤務条件の詳細は採用ページをご覧ください。「訪問看護は未経験だけど話を聞いてみたい」という段階のご連絡も歓迎です。見学のご相談もお気軽にどうぞ。
※本文中の医療・治療に関する記載は勉強会で学んだ内容の紹介であり、個別の治療については必ず主治医・かかりつけの医療機関にご相談ください。


コメント