ケアマネジャーは変更できる?失礼にならない変え方と手順

ケアマネジャーは変更できる?失礼にならない変え方と手順(あおい訪問看護ステーション)

「担当のケアマネジャーさんと、どうも話がかみ合わない」「連絡してもなかなか返事がない。でも、お世話になっているのに変更を言い出すのは失礼では……」——そんなふうに、一人で悩みを抱えていませんか。

結論からお伝えすると、ケアマネジャーの変更は利用者に認められた当たり前の選択肢です。変更したからといってサービスが使えなくなることも、不利益を受けることもありません。この記事では、変更を考える前に整理したいこと、2つの変更方法と手順、そして気まずくならない伝え方を解説します。

※本記事は2026年7月時点の情報です。手続きの細部はお住まいの市の運用をご確認ください。

目次

ケアマネジャーの変更は「利用者の権利」です

介護保険制度では、どの居宅介護支援事業所にケアプランを依頼するかは利用者が自由に選べます。そして、一度選んだあとに変更することも自由です。契約書にも通常、利用者側からいつでも契約を解除できる旨が定められています。

「紹介してもらった手前、申し訳ない」「嫌がらせをされないか不安」と心配される方もいますが、事業所側もケアマネジャー本人も、変更が制度上当然にあり得ることは理解しています。合わない関係を我慢し続けるほうが、介護そのものに悪影響が出かねません。

よくある変更理由

実際に変更のご相談で多いのは、次のようなケースです。

  • 連絡が付きにくい:電話を折り返してくれない、訪問が形だけになっている
  • 話を聞いてもらえない:希望を伝えても「それはできません」で終わってしまう
  • 説明が分かりにくい:費用や制度について質問しても曖昧なまま
  • 相性が合わない:高圧的に感じる、逆に頼りなく感じる
  • 医療面の連携に不安:病状が変わったのに、主治医や訪問看護との調整が進まない
  • 事業所の都合:担当者の退職・異動が続く、事業所が遠くて対応が遅い

どれも「わがまま」ではなく、変更を検討する正当な理由になり得ます。ただし、その前にひとつだけ試してほしいことがあります。それは、不満を一度率直に伝えてみることです。「もう少しこまめに連絡がほしい」「本人の希望をもう一度聞いてほしい」と伝えるだけで改善するケースも少なくありません。それでも変わらなければ、変更を進めましょう。

変更の方法は2つ

方法1:同じ事業所内で担当者を交代してもらう

事業所そのものに不満はなく「担当者との相性」が理由の場合は、事業所の管理者に相談して担当ケアマネジャーを交代してもらう方法があります。契約はそのままなので手続きは最小限で済み、事業所内で引き継ぎが行われるため情報の断絶も起きにくい方法です。

方法2:居宅介護支援事業所ごと変更する

事業所の体制自体に不安がある場合や、担当交代では解決しない場合は、事業所ごと変更します。おおまかな手順は次のとおりです。

  1. 新しい事業所を探す:地域包括支援センターに相談する、市の事業所リストや介護情報サイトで探す、利用中のサービス事業者に相談する など(探し方は関連記事「船橋市でケアマネジャーを探すには」参照)
  2. 新しい事業所に「変更したい」と相談する:変更理由を正直に伝えて構いません。受け入れ可能か、対応エリアかを確認します
  3. 現在の事業所との契約を解除する:契約書の定めに沿って解除を申し出ます。言いにくい場合の対処は後述します
  4. 市への届出:ケアプランの依頼先変更の届出が必要ですが、通常は新しい事業所が手続きを代行してくれます
  5. 引き継ぎ:ケアプランや利用状況の情報は事業所間で引き継がれます。サービスが途切れないよう、切り替え日は新旧の事業所と相談して決めます

なお、月の途中での変更はケアプランの給付管理の関係で調整が必要になる場合があるため、切り替えのタイミングは新しい事業所に相談するのが確実です。

気まずくならない伝え方

一番のハードルは「今のケアマネジャーにどう伝えるか」だと思います。ポイントは、相手を責める形にしないことです。

  • 理由は「こちらの事情」を軸に:「家族の方針で、医療との連携に強い事業所にお願いすることにしました」「自宅から近い事業所に変えることにしました」など
  • 感謝を添える:「これまで支えていただきありがとうございました」の一言で印象は大きく変わります
  • 直接言いにくければ代わりの窓口を使う:事業所の管理者に伝える、地域包括支援センターに間に入ってもらう、新しい事業所から連絡してもらう、という方法もあります

「本当の理由(不満)を言わないと嘘になるのでは」と気にされる方もいますが、円満な引き継ぎを優先して差し支えありません。改善につながる指摘をしたい場合は、事業所の管理者や市の介護保険担当課に伝える方法もあります。

変更で変わること・変わらないこと

内容
変わらないこと 要介護度、利用中のサービス(訪問介護・訪問看護・デイサービス等)は原則そのまま継続できる。自己負担の仕組みも同じ
変わること 担当ケアマネジャーと連絡先。ケアプランは新しい担当者が改めてアセスメントして作り直す
注意点 引き継ぎ直後は情報共有に時間がかかることがある。希望や病状は新しい担当者にも改めて伝えるとスムーズ

利用中のサービス事業者を変える必要はありません。「ケアマネジャーを変えたらヘルパーさんも変わってしまうのでは」という心配は不要です。

よくある質問

Q. 変更に費用はかかりますか?

A. かかりません。居宅介護支援は利用者負担が原則なく、変更の手続き自体にも費用は発生しません。

Q. 変更したら前のケアマネジャーや事業所に悪く思われませんか?

A. 変更は制度上当然の権利であり、事業所側も日常的に経験しています。引き継ぎも事業所間で行われるため、過度に心配する必要はありません。

Q. 何度も変更しても大丈夫ですか?

A. 回数の制限はありません。ただし、変更のたびにアセスメントと関係づくりをやり直すことになるため、次の事業所は「何を重視するか」(連絡の取りやすさ、医療連携など)を整理してから選ぶのがおすすめです。

まとめ|我慢せず、まずは相談を

  • ケアマネジャーの変更は利用者の権利。不利益はない
  • 方法は「事業所内で担当交代」と「事業所ごと変更」の2つ
  • 市への届出は新しい事業所が代行してくれるのが一般的
  • 伝え方は「こちらの事情+感謝」で角が立たない
  • 利用中のサービスはそのまま続けられる

「今のケアマネジャーに直接は言いにくい」「そもそも変更すべきか迷っている」という段階でも構いません。当ステーションを運営するグループのあおいケアプランセンター・あやめケアプランセンターでは、セカンドオピニオンのような感覚でのご相談もお受けしています。訪問看護・訪問介護と同一グループのため、医療面の連携を重視したい方もお気軽にどうぞ。

対応エリア:船橋市・市川市・鎌ケ谷市・白井市を中心とした周辺地域 お電話:あおいケアプランセンター 050-5805-1070/あやめケアプランセンター 050-5865-9108/お問い合わせフォームはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次