精神科訪問看護センター(仮称)開設準備|看護師・准看護師・精神保健福祉士を募集

精神科訪問看護の新拠点で看護職を募集。看護師の月給50万円から。あおい訪問看護ステーション(船橋市)

あおい訪問看護を運営する株式会社True Colors(千葉県船橋市)は、精神科訪問看護の新しい拠点「精神科訪問看護センター(仮称)」の開設を準備しています。これにあわせて、新しい拠点を一緒につくる看護師・准看護師・精神保健福祉士を募集します。開設時期と場所は現在検討中で、決まり次第このページでお知らせします。

先に結論をお伝えします。精神科訪問看護は「お話をして帰る仕事」ではありません。服薬や睡眠、食事、お金の使い方、家族との関係まで、暮らし全体を見ながら、ご本人が地域で過ごし続けられるよう支える仕事です。制度上、担当できる人にも条件があります。この記事では、仕事の中身、職種ごとの役割、精神科が未経験の方が担当するまでの道のり、安全への備え、募集要項をまとめました。

この記事で分かること:

  • 新しい拠点で目指すことと、精神科訪問看護の仕組み
  • 看護師・准看護師・精神保健福祉士それぞれの役割と、制度上の決まり
  • 精神科が未経験の方が担当できるようになるまでの流れと、一人で抱え込まないための仕組み
目次

新しい拠点で目指すこと|住み慣れた家で、その人らしく暮らし続けるために

精神疾患や発達特性のある方が、入院ではなく住み慣れた家で、その人らしい暮らしを続けられること。そのために、ご本人とご家族、主治医、相談支援専門員やケアマネジャー、地域の支援者とつながりながら、訪問による看護を届けます。

国も、精神障害の有無や程度にかかわらず地域で安心して暮らせる仕組みづくりを進めています。厚生労働省の心の健康のページには、精神保健医療福祉の施策がまとまっています。千葉県では千葉県精神保健福祉センターが、船橋市では保健所の「こころの相談」が、地域の相談の窓口になっています。新しい拠点は、こうした地域の窓口と並んで、暮らしの場に一番近いところで支える役割を担います。

精神科訪問看護を利用する側から見た始め方や相談先は、精神科訪問看護 船橋|家族・ケアマネの相談先と始め方3つの入口にまとめています。

精神科訪問看護の仕組み|働く前に知っておきたい3つの決まり

病棟や一般の訪問看護から来た方が戸惑いやすいのが、精神科訪問看護ならではの制度の決まりです。入職後に一緒に確認しますが、先に3つだけお伝えします。根拠は、厚生労働省の訪問看護療養費の算定に関する留意事項通知(令和8年3月5日・PDF)です(2026年10月26日原文確認)。

1. 精神科の主治医が出す「精神科訪問看護指示書」にもとづいて訪問します

精神科訪問看護は、精神科を標榜する医療機関で精神科を担当する主治医から交付された精神科訪問看護指示書と、ステーションが作る精神科訪問看護計画書にもとづいて行います。指示書の流れそのものは、訪問看護の指示書の流れを解説した記事もあわせてご覧ください。

2. 原則は医療保険。要介護認定を受けている方でも医療保険で訪問します

精神疾患のある方に精神科訪問看護指示書が出ている場合は、要介護認定を受けている方でも医療保険で訪問します。ただし、認知症が主な病名の方は対象外です。この扱いは、厚生労働省の医療保険と介護保険の給付調整に関する通知(令和8年3月27日・PDF)に書かれています。

3. 自立支援医療(精神通院)を使っている方は、自己負担が1割になることがあります

訪問看護も自立支援医療(精神通院医療)の対象です。受給者証に記載された指定自立支援医療機関(訪問看護事業所を含む)で受けた場合に限り、自己負担が軽くなります。制度の概要は厚生労働省の自立支援医療(精神通院医療)の概要、千葉県の手続きは千葉県の自立支援医療制度(精神通院)と千葉県の指定自立支援医療機関(精神通院医療)のページにあります。

船橋市にお住まいの方の申請窓口は、船橋市の自立支援医療費(精神通院)支給認定のページで案内されています。利用者さんやご家族から費用について聞かれることも多いので、入職後に一緒に覚えていきましょう。

こんな仕事です|「話を聞くだけ」ではない精神科訪問看護の中身

精神科訪問看護は「お話をして帰るだけで楽」と言われることがあります。実際の現場は違います。処置が少ないぶん、看護師自身の観察と関わりがケアそのものになります。30分ほとんど話さない日もあれば、ずっと話を聞き続ける日もあります。

主な仕事

  • 体調、服薬、睡眠、食事、生活リズムを確認し、変化の兆しを早めにつかむ
  • 不安や困りごとを聞き、日々の過ごし方や対処の方法をご本人と一緒に考える
  • 買い物、金銭管理、部屋の片付け、通院など、暮らしの困りごとを一緒に整理する
  • ご家族の相談に応じ、関わり方を一緒に考える
  • 主治医、相談支援専門員、ケアマネジャー、障害福祉サービスの事業所と情報を共有する
  • 状態が急に変わったときの対応を、主治医やチームと前もって決めておく
  • 訪問記録、精神科訪問看護計画書、主治医への報告書を作る

記録の時間も仕事のうちです

訪問のあとの記録や計画書、報告書を書く時間も、大切な仕事です。あおい訪問看護では、訪問記録は貸与のスマホ・タブレットから介護ソフト(カイポケ)に入力しています。1日の訪問件数の目安や記録の時間の取り方は、面接で実際の画面を見ながらご説明します。

訪問の回数には上限があります

精神科訪問看護は、利用者1人につき原則週3日まで(退院後3か月以内は週5日まで)という上限があります。限られた回数の中で、訪問のない日もご本人が過ごせるように、次の訪問までの見通しを一緒に立てることも仕事の一部です。

職種ごとの役割|看護師・准看護師・精神保健福祉士

新しい拠点では、3つの職種がそれぞれの専門性を持ち寄ってチームで支えます。役割の違いは制度で決まっている部分もあるので、正直にお伝えします(上記の留意事項通知で2026年10月26日に原文確認)。

職種主な役割制度上の決まり
看護師訪問看護の担い手。アセスメント、精神科訪問看護計画書の作成、主治医との連携、後輩の同行訪問精神科訪問看護を担当するには、下の「担当できる人の要件」のいずれかが必要
准看護師訪問看護の担い手。服薬・体調・生活の確認、ご本人やご家族の相談看護師と同じく要件のいずれかが必要。精神科訪問看護計画書は作成しない(看護師等が作る)
精神保健福祉士看護師との同行訪問、生活や制度の相談、福祉サービスや地域の支援者との調整ステーションの精神科訪問看護を単独では担当しない。看護師と同時に訪問する「複数名訪問」で関わる(同行の加算は週1日まで)

精神保健福祉士の方には、制度上、一人で訪問看護を担当していただくことはありません。そのうえで、障害福祉サービスや制度の手続き、地域の支援者との調整など、看護職だけでは手が届きにくいところを担っていただきたいと考えています。新しい拠点での具体的な業務の割り振りは、開設に向けて一緒に決めていきます。詳しくは面接でご説明します。精神保健福祉士の資格そのものについては、社会福祉振興・試験センターの精神保健福祉士国家試験のページで確認できます。

精神科が未経験でも担当できる?|担当できる人の4つの要件

精神科訪問看護を担当する保健師・看護師・准看護師・作業療法士は、次のいずれかに当てはまる必要があります(留意事項通知 第3の1。2026年10月26日原文確認)。

  1. 精神科を標榜する医療機関で、精神病棟または精神科外来に1年以上勤務した経験がある
  2. 精神疾患のある方への訪問看護の経験が1年以上ある
  3. 精神保健福祉センターや保健所などで、精神保健の業務に1年以上携わった経験がある
  4. 国、都道府県、医療関係団体などが主催する精神科訪問看護の研修を修了している
精神科訪問看護を担当できる人の4つの要件。精神科の病棟・外来で1年以上、精神疾患のある方への訪問看護1年以上、精神保健福祉センター・保健所などで1年以上、精神科訪問看護の研修修了のいずれか。未経験でも研修修了で担当でき、精神保健福祉士は看護師と一緒に訪問する
精神科訪問看護を担当できる人の要件(厚生労働省 留意事項通知 第3の1・2026年10月時点)

つまり、精神科での勤務経験がない方でも、4の研修を修了すれば担当できます。精神科看護の専門団体である日本精神科看護協会は、日本精神科看護協会の訪問看護サポートのページで、精神科訪問看護にかかわる看護職向けの情報を発信しています。訪問看護の全国団体には、全国訪問看護事業協会や日本訪問看護財団もあります。

要件を満たすための精神科訪問看護の研修は、受講費用を会社が負担します。いまのあおい訪問看護の看護職も、研修の修了でこの要件を満たしています。研修を修了しても、すぐに一人で訪問に出るわけではありません。あおい訪問看護では、入職後は先輩との同行訪問から始め、独り立ちの時期は本人のペースを見ながら相談して決めています。同行の期間の目安は、これまでの経験をうかがったうえで面接でお伝えします。

一人で抱え込まないための備え|安全とチームでの判断

精神科訪問看護では、状態が不安定なときの暴言や、自傷・他害のおそれがある場面に出会うこともあります。こうした場面を個人の我慢で乗り切るのではなく、事業所として前もって備えます。

  • 複数名での訪問:主治医が必要と認めて精神科訪問看護指示書に記載し、ご本人やご家族の同意を得た場合は、2人で訪問できます。2人のうち1人以上は看護師(または保健師)です。
  • 訪問前の情報共有:初めて伺うお宅や、状態が変わりやすい方の情報は、訪問前にチームで共有します。
  • 危ないと感じたら離れる:身の危険を感じたときは、訪問を切り上げてその場を離れてよい、と決めておきます。一人訪問で困ったときの手順は、訪問看護のカスハラ対応|一人訪問の4手順にまとめています。
  • 事業所としての方針:訪問先での安全とハラスメントへの備えは、訪問看護とカスハラ|事業所の備えで事業所の考え方をお伝えしています。

困ったときに誰へ連絡するか、ケースをどの頻度で振り返るかといった相談体制は、面接で具体的にご説明します。

立ち上げ期だからこそ正直にお伝えしたいこと

新しい拠点の立ち上げに加わっていただく以上、良いことだけを並べるつもりはありません。

  • 手順や体制は、動かしながら整えていきます。開設してしばらくは、決めた流れを実際に回してみて見直すことがあります。
  • 精神科訪問看護は、楽な仕事ではありません。処置が少ないぶん、関わり方そのものが問われ、訪問のあとに疲れを感じる日もあります。だからこそ、一人で抱え込まずにチームで振り返る時間を大切にします。
  • 条件は書面でお約束します。勤務時間、記録の時間、直行直帰の可否などは、面接で具体的にご説明し、雇用契約書に書いたとおりに運用します。

こんな方を歓迎します

  • 精神科での看護経験がある方(病棟・外来・訪問のいずれでも)
  • 精神科は未経験でも、研修を受けて、じっくり話を聞く看護に取り組みたい方
  • 訪問看護の経験があり、精神科の領域に広げたい方
  • 精神保健福祉士として、医療と福祉の両方から暮らしを支えたい方
  • 一人で抱え込まず、チームで相談しながら働きたい方

募集要項|精神科訪問看護センター(仮称)

募集主株式会社True Colors(あおい訪問看護ステーション)
募集職種看護師(正看護師)/准看護師/精神保健福祉士
募集人数若干名
雇用形態正社員/契約社員/パート(正社員は入社後半年間は契約社員。その間の条件変更はありません)
業務内容(雇入れ直後)看護師・准看護師:精神科訪問看護(服薬・体調・生活の確認、相談対応、関係機関との連携、記録・計画書・報告書の作成)/精神保健福祉士:看護師との同行訪問、生活や制度の相談、関係機関との調整
業務内容(変更の範囲)訪問看護業務全般。精神保健福祉士は相談・連携業務全般
就業場所(雇入れ直後)あおい訪問看護ステーション(千葉県船橋市丸山3-1-2-202)
就業場所(変更の範囲)精神科訪問看護センター(仮称)(開設後)を含む会社の定める事業所
勤務時間9:00〜18:00(実働8時間)※パートは時間応相談
給与(常勤・看護師)月給50万円から(経験・能力を考慮。年収600万円以上=月給50万円×12か月、賞与は別途)。内訳:基本給286,000円/資格給132,000円/賃金改善手当15,000円(船橋市訪問看護職員雇用促進事業補助金による・交付期間中に支給)/固定残業手当67,000円(時間外労働の有無にかかわらず20時間分として支給)。20時間を超える時間外労働分の割増賃金は別途支給、20時間に満たない月も減額なし。昇給あり
給与(常勤・准看護師/精神保健福祉士)経験・資格を考慮し、面接でご提示します
給与(パート)正看護師 時給2,200円/准看護師 時給2,100円(車両持込み+100円、土日祝日出勤+200円)。精神保健福祉士は面接でご提示します
休日・休暇シフト制/年間休日120日以上/有給休暇・特別休暇等
応募資格看護師免許・准看護師免許・精神保健福祉士資格のいずれか/自動車運転免許(AT限定可。バイクでも可能)/精神科・訪問看護の経験は問いません(精神科訪問看護の担当には上記の要件が必要です)
手当(看護師・准看護師)処遇改善手当(正社員・契約社員 月2,500円/パート 月1,000円)/ベースアップ評価料手当 月1,000円/車両持込み費用 月25,000円(正社員)
待遇・福利厚生社会保険完備/退職金制度(はぐくみ企業年金)/賞与あり/スマホ・タブレット貸与/精神科訪問看護の研修費用は会社負担

※2026年10月時点の募集内容です。看護師(常勤)の月給はこの募集の条件です。パートの時給と手当は、あおい訪問看護の看護師募集ページと同じ条件です。求人では、業務と就業場所の「変更の範囲」や、有期契約の更新上限も示すことになっています。詳しくは厚生労働省の2024年4月から労働条件明示のルールが変わりますのページをご覧ください。

応募から入職までの流れ

  1. 電話または応募フォームから応募
  2. 日程調整
  3. 面接・見学(応募前の見学やお話だけの相談も歓迎です)
  4. 採用決定
  5. 入職手続き

在職中の方も、日程の調整をご相談いただけます。紹介会社を通す前に確かめておきたい点は、看護師の転職は直接応募から|紹介会社を通す前の条件にまとめています。

よくある質問

Q. 精神科の経験がなくても応募できますか?

A. 応募できます。精神科訪問看護を担当するには、精神科での勤務経験1年以上か、精神科訪問看護の研修修了などのいずれかが必要です。経験がない方は研修を修了してから担当していただき、その後も同行訪問から始めます。

Q. 准看護師でも精神科訪問看護を担当できますか?

A. 担当できます。看護師と同じく、上の4つの要件のいずれかが必要です。精神科訪問看護計画書の作成は看護師が担当します。

Q. 精神保健福祉士は一人で訪問しますか?

A. 制度上、精神保健福祉士が一人で精神科訪問看護を担当することはありません。看護師と一緒に訪問し、生活や制度の相談、関係機関との調整を担っていただきます。

Q. 危ない場面があったらどうしますか?

A. 一人で対応し続けることはしません。必要なときは主治医の指示のもと2人で訪問し、身の危険を感じたらその場を離れてよいと決めています。困ったときはその場でチームに連絡できる体制をつくります。

Q. 新しい拠点はいつ、どこに開設しますか?

A. 開設時期と場所は現在検討中です。決まり次第このページでお知らせします。雇入れ直後の勤務地は、あおい訪問看護ステーション(船橋市丸山)です。

参考リンク(公式ページ)

※2026年10月時点の情報です。制度の内容は変わることがあるため、各公式ページでご確認ください。

応募・見学のご案内

応募前の見学や、お話だけの相談も歓迎です。「精神科は未経験だけど興味がある」「精神保健福祉士としてどんな関わり方ができるか聞きたい」という段階でも、お気軽にご連絡ください。

電話:050-5536-3136(採用担当)
エントリーフォームから応募する

あおい訪問看護の採用情報/看護師募集ページ/お問い合わせ

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この記事を書いた人

金子誠 看護師

株式会社True Colors 代表・看護師。千葉県船橋市で「あおい訪問看護ステーション」を運営しています。

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